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n4n44の偉そうなブログ

まだまだ小僧ですが、色々と偉そうに話します。

『屍者の帝国』を読みました。

屍者の帝国』、界隈では有名な作品何ですかね。

多分、半年くらい前に一度読み終えていました。しかし、当時はあまりの用語の多さに、理解できていなかったので、数週間前にもう一度読み始めました。

移動中に読む程度しか、時間を持てなかったのですが、先日読み終えました。

賛否あるでしょうが、ぼくにとってはとてもいい作品でした。

決して、伊藤計劃に似せて書かれているわけでは無いものの、パロディや、テーマ等ところどころに伊藤計劃の作風が見えていました。言葉、人間を動かす言葉は、『虐殺器官』や『ハーモニー』でそれぞれ、違った描かれ方をされていましたが、この作品でも新しい描かれ方がされています。

また、この作品ではたびたび聖書をはじめとした様々な引用がされていました。宗教についての知識が無いので、拾えていない部分も多々あったでしょうが、引用によって中々良い雰囲気が出ていたと思います。

先に少し触れていますが、「言葉」、そして「わたし」の意識についてが作品を通してのテーマになっていたと思います。「わたし」の意識と、「言葉」というテーマを結びつける技術(こう言って良いものでしょうか)は素人ながら言うとすれば、「上手い」、これに尽きると思います(当然と言うべきか、迷いますが、SF的要素を用いてて結ばれています。)

内容については触れ難いのですがエピローグについて、一度目は、主に後半、『ハーモニー』を読んだ時のような感覚でした。(そのまま、逆ハーモニーですかね。)二度目、ある意味で二回読んだ価値が凝縮されているような、この作品の最大の見せ場のような、そんな印象でした。ワトソンがワトソンになった、それだけのことですが、この作品のすべてがそこに集結していたと言って良いと思います。(乱されるシーンの筈ですがね。)

拙い文で伝えきれないものが多くありますが、一度目より二度目、あるいは一作で二度おいしい作品でした。